見えない幸せ
私の幼なじみのお父さんは郵便局の局長さんでマンションや土地を所有していていわゆるお金持ちです
(先日亡くなりました)
幼なじみはお金に何不自由なく暮らしてて、最初の旦那さんの借金もお父さんに精算してもらい、2回目に発覚した時に離婚しました
二人の子供は彼女が引き取り大学の費用や娘の留学費用も出してもらってました
彼女のお父さんはお金で家族を支配していた
お母さんやお姉さんもお父さんには逆らえなくて全てお父さんの言いなり
自分に逆らうものは許さないというスタンスで、小さい頃からの父親の異常な干渉で彼女の精神も壊れて、そのせいかは分からないけど難病になり長くは働けなくなった
私の父親は職人で学歴も無いけど子供が好きで愛情はたくさん注いでくれました
近所の子供たちを引き連れて銭湯へ良く行ってました
その父親も67歳の時癌で亡くなりました
もう少し親孝行をしてあげれば良かったと思っても後の祭りです
私は幼なじみのお父さんが羨ましかった
でも、幼なじみは私の父親が羨ましく好きだったよ…と言ってくれました
私が小学校三年生の時に入院したとき、幼なじみは私の父親の自転車の後ろに乗ってお見舞いに来てくれました
彼女のお父さんはそういうことはしてくれなかったのだと思います
他人には分からない目に見えない幸せってあるのだな…とその時気づきました